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小雪が舞う京都へ~ゆ屋の冬の京都旅①~

更新日:4 日前

お久しぶりです。みなさん、お元気ですか?

私は久しぶりに風邪をひいて、しばし寝込んでおりました。病院で検査してもらったところ、コロナでもなく、インフルエンザでもない、ただの風邪でした。毎年、インフルエンザの予防接種は受けないのですが、それは「私はインフルエンザにはかからない」という謎の自信がある故です。自信を持ち続けて十数年、とりあえずインフルエンザに罹ったことはありません。「病は気から」というやつでしょうか。


さて、先月半ば頃、推定6年ぶりに京都に行ってまいりました。今回は旅行兼仕事のようなかんじです。どういうことかと言いますと、京都・松ヶ崎で開催されていたグループ展「芸術の植物学展」(※現在は終了しています)に参加していたため、少しでもギャラリーに在廊させていただこうと、行ってきた次第です。「芸術の植物学展」は、植物モチーフを描いた作品を集めた展示です。今回はこちらの絵で参加させていただきました。


タイトルは「アオツヅラフジ」です
タイトルは「アオツヅラフジ」です

この絵のタイトルは、この植物の名前である「アオツヅラフジ」です。家の近所に生えていたものを採集してスケッチしました。まだ暑い時分だったので、だんだん葉っぱが黄色くなってきてしまい、最後はかなり急いで描きました。


実は、採ってきた当初、野生のブドウだと思い込んでおり、「描き終わったら食べてみよっと」などとのんきに考えていました。ところが、いざ食べようとした時、この植物を見た母が「葉っぱの形がブドウと違うから食べない方がいいのでは」と言い出しました。その助言を受け、Googleレンズ(詳しくはググってください)で調べてみたところ、検索結果に出てきた「アオツヅラフジ」に非常によく似ている、で、Wikipediaによると…アオツヅラフジは有毒である!?


…私、〇ぬところだった…???


調べていくと、「アオツヅラフジを食べてみた」という記事も見かけたので、ちょっと食べたくらいでお陀仏ということはないようですが、食べないに越したことはありません。母の助言は聞くものですね。あと、うかつに野生の植物を食べてはいけないと強く実感させられた出来事でした。そんなこんなで、思い入れのある絵を出品させていただきました。


というわけで、今回から3話に分けてお届けするのは、京都のギャラリーに在廊し、ついでにあちこち観光したお話です。


 

さて、6年ぶり(多分)の京都。6年ぶりの東海道新幹線。東京駅で新幹線乗り場を探してウロウロし、無事乗車してみると…


私の席に誰か座っている…


「あのーすいません、ここ私の席だと思うんですが…」と、念のためスマホで予約した際の座席番号の画面を見せながら、初老と思しき男性に声を掛けます。ところが「I don't speak Japanese.」と返されてしまいました。少し考え、「I think this is my seat」と言ってみると、男性は慌てた様子で謝りながらひとつ前の座席に移動してくださいました。揉めたりしなくてよかった…。こうして無事着席し、5年目を迎え既にバッテリーが50%ほどまで減ってしまったスマホを充電しつつ、すごい速さで流れていく車窓の景色を眺めます(この時まだ午前10時台…)。




東京を出てしばらくはとてもいい天気だったのに、名古屋を過ぎたら視界は真っ白。


ごめんなさいね、雨女なものでね…


と、心の中で誰にともなく謝りました。5月のスペインに行こうが(本来は晴天続きらしい)、夏のフィンランドに行こうが、金沢、山形、長崎、どこに行っても雨、また雨、そして雨(金沢では道路冠水)。何を隠そう、ゆ屋はかなり強力な雨女なのです。今回は、2月ということで、雨でなく雪になりました。京都はどんなお天気なのか、不安になってきます。あんまり降りませんように…。


コンビニおにぎりを少し早めのランチとして車内で食べ、いざ準備万端、京都に到着です!雪がハラハラ舞っていますが、がっつり積もっているわけじゃなくてよかった!!まずは荷物を預かってもらうべく、ホテルに向かいます。


今回のお宿は、アパホテル〈京都駅前〉です。いつもの如く、Booking.comで予約しました。京都駅周辺にはいくつかのアパホテルがあるので、アパホテルに宿泊される際は、自分がどのアパホテルに泊まるのか必ず名前を覚えておきましょう。


Googleマップによると、アパホテル〈京都駅前〉は、西洞院口という駅の出口が最寄りのようなのですが、京都駅構内にて方向音痴かつポンコツさを遺憾なく発揮してしまったゆ屋は、「あ!八条口って書いてある!」と、記憶の彼方で聞いた覚えのある地名に惹かれて、八条口に出ました。


駅前に居並ぶ高い建物を見渡して、おかしいなあ、アパホテルらしきものがないなあ、とキョロキョロするゆ屋。過去に戻れるなら、「あ!八条口ってk(略」などと喜び勇んで進む自分を殴り抜けたい。


真逆だよォーッ!!!!!


そう、先ほども書きましたが、アパホテル〈京都駅前〉の最寄り出口は、八条口とは真逆に位置する「西洞院口」です。フル充電したスマホでGoogleマップを確認して愕然としたのでした…。どうにか駅構内を突っ切って最短ルートで反対側に行けないかと人混みを搔き分けてみたものの、道が分からず断念。駅をぐるーりと回り込んで無駄にウォーキングし、どうにかアパホテル〈京都駅前〉にたどり着き、荷物を預かってもらうことに成功したのでした。


無駄に体力と時間を消耗し、今度はグループ展の会場であるギャラリーを目指します。最寄り駅は「松ヶ崎」。ギャラリーの名前は「Space妙(スペースみょう)」。聞きなじみのない地名や路線名に苦戦し、途中、鉄道案内所に尋ねたりしつつ、目的の松ヶ崎は地下鉄の駅であることを突き止め、Googleマップを頼りにギャラリーに到着!ここまで来るのに果てしなく苦労した気がする…!


ギャラリー外観
ギャラリー外観

今回のグループ展を企画し、お誘いくださった主催者のTさんにご挨拶し、しばし在廊します。実は今回、「京都のグループ展に絵を出します」とお知らせをしたところ、人生の大先輩であるM木さんとM本さんが、埼玉から遠路はるばる京都まで絵を見来て下さることになっており、更に、ギャラリーで待ち合わせし、夜は京都駅前で一杯やろう!という予定があったのでした。


お二人は夕方いらっしゃるということだったので、それまでギャラリー内で他の出展者さんたちの絵をじっくり見させていただいたり、本展のために主催者のTさんが特別にブレンドしたというコーヒー(有料)をいただいたりしつつ、在廊しました。


相変わらず雪がヒラヒラと舞う夕方、来てくださったM木さんとM本さんと合流し、ギャラリーを後にし、京都駅に戻りました。


まず向かったのは「鶏出汁おでんと焼鳥つじや 京都駅西店」。平日の夕方早めの時間だったにも関わらず、既に店内は満席で、予約の方しか入れないと言われてしまいました。ですが、お店の方のご厚意で、1時間ほど飲食させていただけることになりました。



おでんと焼き鳥
おでんと焼き鳥

1時間しかないので、一度に大量に注文し、運ばれてきたものをサクサク食べていきます。もちろんビールで乾杯も忘れない。雪は止みましたが、相変わらず寒いので、あたたかいおでんが染み入ります。お隣の席は外国人観光客。この方たちも予約して来店されたんだろうか…?お店の1階はカウンター席、2階はテーブル席になっていますが、どちらもあまり席数が多くないので、予約必須の大人気店だったようです。


あっという間に1時間が過ぎ、慌ただしく退店。うーん、飲み足りない。M木さんは先にホテルに帰るとのことだったので、ゆ屋はM本さんと二人で2軒目に行くことにしました。



酒盃 いち膳のお通し
酒盃 いち膳のお通し

2軒目に選んだのは、「酒盃 いち膳」。1軒目から徒歩数分の距離です。

こちらも入店時に予約しているか尋ねられたので「いっぱいで入れないのかなあ」と不安に思っていたところ、1階のカウンター席に通されました。


お通しは、小皿が4つとなかなか豪華。左から時計回りに、サーモンのカルパッチョ、酢だこ、サツマイモ味のお豆腐?、燻製チーズというラインナップでした。日本酒で乾杯し、料理を数品頼んでちびちび飲みながらおしゃべりを楽しみます。先ほどのおでんの店より落ち着いた雰囲気で、なんだかゆったりした気持ちになってきます。


22時頃までまったり飲んでおしゃべりして、退店。ホテルの場所がおぼつかないというM本さん(M木さんM本さんは、ゆ屋とは違うホテルに宿泊)を送り届け、ゆ屋もホテルに帰ります。


明日はM木さん、M本さんとは別行動します。夜は前職の社長が飲みに連れて行って下さるという予定なので楽しみ!ホテルの部屋はシングルルームですが、ベッドが大きく(おそらくダブルベッド)、ゆったりと眠れそうです。枕も2種類ありました。そんな寝心地ばっちりな環境でぐっすり眠って明日に備えるのでした。


つづく







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