¡Buenas tardes! みなさんこんにちは。時は流れ、早くも10月後半に入りましたね。恐ろしい…。ゆ屋は宿題や家事に追われ、暇なようで忙しい日々を送っています。先週の金曜日は学校でパエリャが振舞われました。無料です!飲み物も無料で、なんと選択肢の中にビールがあったので迷わずビールを選びました。
こちらは先生と学校のシェフを兼任するE先生が作ってくださったのですが、とーっても美味しかったです!優しくて授業も楽しいE先生。料理の腕も一流とは…すごい。 さて、そんな平和な日々をぶっ壊す小さな事件が起きました。その事件とは…?
スペインの夕食は大体21時あたりからなのだそう。とは言え22時というとやはり「夜遅い時間」という認識なようで、その時間に誰かを訪ねたり、招いたり、うるさくするのはご法度です。 ゆ屋はそんな「スペイン時間」にどうも馴染めず、夕飯は19時ごろ、21時には入浴も終えて、ベッドでゴロゴロしたり日記を書いたり、のんびりしています。ですがある日の21時過ぎ、部屋のチャイムが鳴りました。誰よこんな時間に…と不審に思い無視していたのですが、今度はドアを強めにノックする音が聞こえてきました。しょーがないな…と思ってドアスコープを覗くと、そこには見知らぬおばちゃんが立っていました。女性なら大丈夫か…!?と恐る恐るドアを開けて対応すると、曰く、
私は下の階に住んでいる。あなたの部屋から妙な物音がして、それに反応してうちの犬が吠えまくる。うるさいのでやめてくれ。
といった内容をまくしたててきました。しかもスペイン語が通じないと見るや英語に切り替えてまで文句を言いたい模様。そういやどこかで犬が吠えててうるさいな…と思ったらあんたの部屋か!
文句言いたいのはこっちだわ!!!
最初はおばちゃんの剣幕にビビっていたゆ屋ですが、なんだかあらぬ疑いをかけられた上、一方的に文句を言われて腹が立ってきました。しかもこんな夜に! ベッドでゴロゴロしているだけで下の階に響くほどの音を立てられるわけがないだろうが!!というわけで反撃。
私は何もしていない。ベッドに寝そべっていただけ。な・に・も・し・て・な・い!!!
…と思いつく限りの英単語を使って述べましたら、「そ、そう…」てなかんじでおばちゃんは怯み、去っていきました。ゆ屋も鼻息荒く部屋に戻りましたが、明日もその次の日も、またその次の日も文句言いに来たらどうしようかと不安な気持ちになってきて、今更手が震えました。
そして次の日の夜―。 20時半ごろ入浴を終えて、さて髪を乾かそうかなと思っているところにまたチャイムが聞こえてきました。げげっ、やっぱり来た…?ためらっているうちにまたドアをノックする音が聞こえてきて、ビビりながらスコープを覗くと、やはりそこには昨日のおばちゃんがいたのでした。ドアを開けると、曰く、
昨日の異音のことだけど、あなたじゃなくてさらに上の階の住人がベッドを運んでいる音だったらしい。文句言ってごめんなさい。
…( ゚Д゚)?!
謝られた…!
聞くところによると、スペイン人は滅多に謝らないのだとか。でも目の前にいるおばちゃんはちゃんと自分の非を認めて謝ってくれました。ばったり会った時に謝るんじゃなくて、わざわざ謝りに「来てくれる」なんて…。いい人やん…。それにしてもとんでもない時間にベッドを運ぶ人間がいたもんだ。どういう神経してんだ。
「そうだったんですね、わかりました。ありがとう」的な返しをすると、おばちゃんは「おやすみ!」と言って去っていきました。こうしてゆ屋と下の階のおばちゃんの短い戦いは幕を閉じたのでした。
ちなみにおばちゃんの犬(たぶん)は未だに夜もワンキャン騒いでうるさいです。誰も文句言いに行かないのかなあ笑 何はともあれ、戦いが長引かず、かつ穏便に済んで本当に良かったです。これからも平和に過ごせますように!それではまた~!
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