~前回までのあらすじ~ 濡れた階段で左足を滑らせ、骨折したゆ屋。松葉杖をついて出勤するも、松葉杖での出勤NGという謎ルールを言い渡される(完全デスクワークなんですけどね)。出勤に備え、ギプスシューズを手に入れ、次なる装備「松葉杖じゃない杖」探しが始まる…!
ギプスをつけてもらったのが7月10日(金)のこと。その後はしばらく、痛くてとてもじゃないけど地面に足をつくことができませんでした。両松葉でヨロヨロしながら進む日々を送っていましたが、16日(木)になって足をついても痛くなくなりました。嬉しい!翌日の診察で件のギプスシューズ(詳しくは前回参照)を履いていくと、先生に「あら、いい靴履いてるわね」と褒められ、看護師さんも「今はいいのが売ってるのね~。どこで買ったの?」と絶賛。ギプスシューズの中では比較的安価なものを買ったようなのでやや不安でしたが、安心できました。先生に、出勤に備えて松葉杖に代わる杖のことを相談すると、「ロフストランドなる杖を健康な方、すなわち右手側に持つべし」との助言をいただきました。帰宅してさっそく調べます。
画像は「モノタロウ」さんより拝借
こちらがロフストランド。腕を通して肘辺りを支えてもらうような構造になっています。取り急ぎ、地元の介護用品店に問い合わせると、なんと、在庫薄のため、手配に時間がかかりそう、とのこと。来週から出勤できるかも?という期待を寄せる金曜日には嬉しくない情報です。そこでネットでいろいろ調べますと、ダスキンの介護用品レンタルというページを発見。最寄りのダスキンから希望の商品を借りるというシステムのようです。私の地元から最寄りのダスキンは、隣の隣の市。そこまで運転するか、電車で頑張って行くか、う~ん、どっちも大変だァ…。などと思いつつ、ひとまず電話して相談してみることに。最寄りのダスキンの電話番号をサクッと調べ、いざ電話します。
結論から言うと、借りられました。しかも配達範囲内なので持ってきてくれるって…!あなた方は神なのか…?電話して「ロフストランドを借りたい」と伝えると、料金について簡単に説明されたほか、身長を聞かれました。なるべく早く借りたいと言ったら、「では1時間後くらいにはお伺いできると思います」とのこと。本当に1時間後に来てくださいました。仕事が早い…!
持ってきていただいた杖を見るとロフストランドのほかにもう一つあります。何かしら?と思っていると、説明してくださいました。いわく、ロフストランドと違って、腕を通す部分が空いていて、何かあったときパッと離せる。また、ロフストランドより長く伸ばせるとのこと。ゆ屋の身長が165㎝あると電話で聞いて、もしやこちらの方がよいのではと思って持ってきてくださったのだそう。実際、2種類を試してみると、ロフストランドではない方が身長的にしっくりきます。というわけでそちらを借りることに。レンタルするに当たって契約書的なものを記入していく際、その杖の名前が「OPAクラッチ」というのだと教わりました。「松葉杖を持っているのにこの杖も必要なの?」と不思議そうにしてらしたので、例の職場謎ルールを話すととても驚いていらっしゃいました。驚きますよね…。
右がOPAクラッチ。
イタリア製らしい。
腕を通す部分
画像左の小さい方がOPAクラッチです。松葉杖と比べるとやはり丈が短いですが、これでもロフストランドよりかは大きいのです。持ち手の部分には握りやすさのため、自分でタオルハンカチを巻きました。松葉杖を使い始めて間もない頃にIKEAに行くという暴挙に出たところ、グリップ部と擦れて手のひらの皮がえぐれるようにむけました(めちゃくちゃ痛い)。なのでOPAクラッチにも早々にタオルを巻いたわけです。
たためます。
そしてこのOPAクラッチのすごいところは、折りたためるところ。狭いところではとても重宝しそうな機能ですね。料金は1500円/1か月。ロフストランドは1400円/1か月なので100円高いのですが、使い勝手を考慮してOPAクラッチを選びました(※料金はあくまでゆ屋が借りた時点でのものです。変動する可能性があります。)
さてさて、意気揚々と職場にもう出勤準備万端である旨を伝え、お返事を待っていたゆ屋。帰ってきた返答は
「まだ来るな。療養せよ」
まじか…。心配してくれているならありがたいけど、できれば私のお財布の心配もしてほしいなあ。なんて望むべくもないことが頭を過りました…。というわけで引き続き在宅ワークしつつ、カルシウム摂取に励みます。
余談ですが、兄が2本の松葉杖に「風神・雷神」という名前を付けたので、私もOPAクラッチに名前を付けることにしました。名付けて「オーちゃん」。これからよろしくね。
では、今回はここまで。皆さん、熱中症にお気をつけて。
つづく
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