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そうだ、出島に行こう!~長崎旅行記3~

更新日:1 日前

みなさんごきげんよう。モーレツに暑くなったり、土砂降りの雨が降ったり、忙しないお天気ですこと。などと思っているうちに6月に入りましたね。ゆ屋はしばらく胃腸の調子が悪く、ブログを書こうにも書けず。それに伴ってなのか、メンタルも地にめり込む勢いで下降しておりました。いや~、困った困った笑 さて、体調が回復してきた先日、隣町の農協に行ったらこんなものが売られていました。




鎖ガマ…ってあの武器の…?

農協だし、鎌くらい売ってるでしょ、と思われるかもしれませんが、ただの鎌ではなく「鎖鎌」ですよ。武器です。刃の部分は確認しませんでしたが、鎖の先についている分銅はしっかり重たく、思い切り人にぶつければ多分骨折するんじゃないかと。うーん、鎖鎌使いは案外身近にいるんですかね…? それはさておき、今回は長崎旅行3日目のお話です。


 

前日の夜、佐世保市から長崎市へ移動してきて、長崎駅から徒歩15分くらいのホステルに泊まりました。朝目が覚めて窓の外を見ると、やはり雨が降っています。雨続きで困ったものです。身支度を整え、まず向かったのは「浜町アーケード」。地元の人たちに混じってぶらぶらお店を見て歩きます。

アーケードの終わりに「角煮まんじゅうちゃん」なる、そのものズバリな名前のキャラクターを発見しました。気になって近寄ってみると、その場で蒸したてホカホカの角煮まんじゅうが食べられるそう。友人Rちゃんもゆ屋もいそいそと購入し、いざ実食!



う、うまい…!ふっかふかの生地と、甘辛い味付けのやわらかい角煮のコンビネーション、最高ッ!!確か空港のお土産コーナーにも冷凍のが売ってたな…絶対買って帰ろう。そう決意を固め、アーケードを出て歩くこと数分。今度は中華街にやってまいりました。 雨は相変わらず降り続いており、否応なく傘を差さなければなりません。そんな中、修学旅行の団体と鉢合わせてしまい、人の多さと傘でかなり歩きづらい状況でした。数か所お店を見て回った後、少し早い昼食をとることにしました。


選んだお店は「台湾料理 老李」。ランチには少し早い時間だったためかすんなり席に通されましたが、後からどんどん人が入ってきました。店内入り口には有名人の色紙がズラーリと貼られていましたし、有名店なんでしょうね。



ゆ屋は、台湾に行ったら滞在中ほぼ毎日食べちゃうくらい大好きな魯肉飯(ルーローハン)と水餃子を注文。日本でこんなに本格的な魯肉飯が食べられるとは!大満足です。水餃子は具にしっかり味が付いているので、何もつけずに食べます。皮のしっとりもっちりした食感が美味しい!普段は焼き餃子ばかり食べているので尚更そう思うのでしょうね。

昼食後、偶然見つけたお土産屋さんの向こうに薄水色の古そうな建物が見えました。なんだろう?近くに行ってみよう、と歩いていくと、その建物は塀に囲われており、近づけません。入り口を探して回り込んでみたらなが~い橋がかかっているではありませんか。




あ…、ここ出島だ!

そう、私たちは出島に行こうなんて予定はさらさらなかったのです。それが気になる建物に吸い寄せられて、偶然たどり着いてしまったのでした。この時、ちょうど雨が止み始めていたので、じゃあ出島を見学していくか!ということになりました。橋を渡った先にあるチケット売り場でチケットを買い、出島に上陸です。

まずは案内係の方のおすすめに従って、ミニ出島を見に行きました。ミニ出島を見ることによって、出島にある建物を把握できるわけです。



ミニ出島のすぐそばには、私たちが出島に来るきっかけになった例の建物があります。どうやら神学校として使われていた建物のようです。外から「この外壁の色がたまらんよなあ」などと思って建物を見上げていて、ふと後ろを振り返ったら、塀の向こうにこれまた古そうな建物が目に入りました。…出島を見終わったらこっちも見に行こう。


気になる…

出島の出土品や、ここで暮らしていたオランダ人商人たちの暮らしぶりについて、展示を見ていろいろ学びました。どうやら商人たちはかなり行動を制限されていたらしく、退屈していたのだとか。長い長い航海を経て、慣れないアジアの島国に暮らすのはさぞ大変だったことでしょう。その上、出島にほぼ缶詰状態だったなら…う~ん。それでも当時の日本は貿易をしたい相手だったのですね。

!!?

黄色い服の人に注目

特に、オランダ人商人たちのクリスマスの食事を再現したものはインパクトがありました。豚がりんごをくわえたこちらは「ボア―ズ・ヘッド」といい、本来は猪の頭を飾るものですが、出島に居ては猪の頭が手に入らないので、豚で代用していたのだそうです。なぜりんごをくわえさせるのか、この豚の頭、最後には食べるのか?など、いろいろ疑問が浮かびましたが、そこまでは出島の展示を見ただけでは分かりませんでした。 写真右は、商人たちの食事風景を再現した人形です。黄色い服の人物に注目すると、やけにパンに顔を近づけていることが分かります。ゆ屋の想像では、 はぁぁ~この焼きたてのパンの香り…!たまらんわぁ♡ と、彼は表面上こそ真顔ですが、内心で「やっぱ米よりパンやろ」と狂喜していたのではないかと考えています。他にもなぜかフォークを頬に当てた人物もおり(お気に入りのフォークなんだろうか)、オランダ人商人はなかなか濃ゆい面子がそろっていたに違いないと思わざるを得ません。いろいろな想像を掻き立てられる出島、楽しいじゃないか…!みなさんも出島を訪れる機会がありましたら、彼ら「パン偏愛君」と「お気に入りのフォーク君」を探してみてくださいね。

予想以上に楽しかった出島を出て、先ほど気になった古いビルを見に行ってみたところ、すてきなカフェが入っていたのでそこでひと休み。ついでに少しだけ2階も見てみましたが、にらんだ通り、味わいのあるいいビルです。年季の入ったコンクリートの壁、大きな正方形の窓。窓からは出島が見えます。



今度は、路面電車に乗って浦上教会まで来てみました。



降ったり止んだりを繰り返していた雨が、この時だけピタリと止み、うっすらと青空が見えてきました。静かに教会内を見学し、平和公園を通って路面電車の駅へ。天気予報を確認すると、どうやら今日はもう降らないらしい、ということが分かり、暗くなってから稲佐山からの夜景を見に行くことにしました。

スーパーで買ったお惣菜で早めの夕飯を済ませ、稲佐山へGO!ロープウェイに乗り込み、山頂を目指します。山頂の展望台にはレストランが併設されています。さぞ素晴らしい眺めでしょうね…!



到着した時はまだ真っ暗になっておらず、薄暮の景色も楽しむことが出来ました。このくらいの時間の夜景もいいものですね。


真っ暗になり、街の明かりがくっきりしてから気が付きました。 ハートがある…! このハート、見つけると何かいいことがあるのかしら、などと思ってみたり。ちなみに展望台は中華街の例に漏れず、修学旅行生でいっぱいでした。若い衆がキャッキャ言ってるのを横目に、そろそろ風が冷たくなってきたし、帰ろうか、ということでまたロープウェイに乗り込み、山を下りました。 雨が降ったり止んだり。でも時々少しだけ晴れてみたり。美味しいものを食べて、ズンドコ歩いて観光して。長崎旅行3日目も素晴らしい一日となりました。明日も楽しい一日になりますように! つづく

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