みなさんごきげんよう。昨日財布をスられたゆ屋です。本日は気を取り直してマドリッドを観光してまいりました！何せ明日出国ですからね…「財布盗られちゃったよう、ウジウジ」なんてしてる暇はないわけです。いやもちろん心の片隅でちょっとウジウジしつつの観光でしたけどね笑 今回はそんなマドリッド観光のお話です。
ホテルを朝8時半ごろに出て、地下鉄El capricho駅へ。時間が早いせいか全然人が居ません。ぼんやり電車を待っている時に気づいたのですが、ホームに無料充電スポットが設置されていました。電車に乗って各停車駅で目を凝らして充電スポットを探したところ、ほぼどこでも設置されているようです。便利だなあ。 マドリッド中心地に到着し、まずは手持ちの円を少しユーロに替えておきました。昨日タクシーに乗って結構な額を使ってしまったので、念のため、です。そのまま15分ほど歩いてソフィア王妃芸術センターに到着！開館まであと数分という時間に着いたせいか、既にチケットセンターに人が並んでいました。ゆ屋も列に加わり、チケットを購入していざレッツゴー！
ひ、広い…！
広いだけでなく、順路らしい順路がなく、どう見て回ったらよいか悩む構造です。むむ…これはかなり疲れるパターンだな…などと思いつつ、気の向くままにぶらぶら見て回ります。やたら人が集まってる場所があるな、と思って近づいていったら納得しました。
本物のゲルニカだ…！！
そう、あのピカソのゲルニカです。なんだか鳥肌が立ちました。やっぱり印刷で見るのと、生で見るのとは天と地ほどの差がありますね。物理的な大きさだけでなく、絵から伝わってくる力にも圧倒されました。 他の作品を見て回る中で、ダリの描く滑らかな質感の人体、そこに群がる、これまた緻密に描かれたアリにも見入ってしまいました。このソフィア王妃芸術センターには、平面作品だけでなく、建築模型や彫塑などの立体作品もあり、変化に富んで鑑賞者を飽きさせません。中庭では大きなモニュメントを眺めることもできます。
時刻は11時を少し回った頃、疲れよりも先に空腹を感じ、全てを見終えることなく退館。いやあ、全てをじっくり見ようと思ったらここだけで一日使いますね。 昨年末にマドリッドを観光した時大好きになったお店に寄りつつ、これまた前回見つけて大好きになったカフェで昼食をとってパワーチャージ。ちなみに首都マドリッドと言えど、日曜日はお休みになるお店が多いので要注意です。
まだまだホテルに帰るには早い時間だったので、気になっていたEl Retiro公園に足を伸ばしてみました。道中、大規模なデモ行進を見かけましたが、内容はよく分からず。荒れた様子はなかったのですが、念のためデモを避けるルートを選んで歩きました。 さて、このEl Retiro公園ですが、無料で入場できます。とにかくめっちゃくっちゃ広い！！公園内に湖があったり(手漕ぎのボートに乗れる)、テニスコートがあったり。ゆ屋は新緑が芽吹き始めた木々や、名前も知らない花々が咲いているのを観察しながらテクテク歩き回ってみました。
広大な敷地では、子どもや犬が走り回ったり、お年を召したご夫婦がのんびり歩いていたり、はたまたシートを敷いて寝転んでいる人もいたり、みんな思い思いに楽しんでいました。この日は曇りがちで少し肌寒かったのですが、晴れて青空が見える日にこの公園でピクニックをしたらきっと気持ちがいいと思います。
公園の中ほどに位置するガラス張りの建物は入場料が必要なようです。この日は展示替えか、改装中か分かりませんが、建物内に大きな段ボールがたくさんあるのが見えました。確認しませんでしたが、たぶん今日は入館できなかったと思います。でも、曲線を多用した優美な造りは、外観を眺めるだけでも見ごたえがあります。なので十分満足です。 ベンチに座って足を休めつつ、ぼんやりと木々を眺めてみました。ニューヨークのセントラルパーク然り、欧米の都市には緑豊かな大きな公園があっていいですね。思わず都会にいることを忘れてしまいそうです。 ただ、とにもかくにもだだっ広いので、公園の出口はグーグルマップなどで探した方がよいでしょう。でないと延々公園内を彷徨い歩くことになります。本っ当に広いので！ 公園を無事に脱出し、プラド美術館の外観だけでも見ていくかあ、とぶらぶら歩きだします。美術館に行くのは大好きなのですが、美術館のハシゴをするといつもヘロヘロに疲れ切ってしまうので「外観のみ！」と思ったわけです。公園から歩くこと15分ほどで到着。うーん、チケットを買い求める列が長いですね～。途中、「写真撮ってください！」というご夫婦の要望に応じつつ、美術館外観を眺めてみます。 …これはおそらく欧米あるあるだと思うのですが、あらゆる建物が壮麗すぎて、だんだんその壮麗さに慣れてきてしまうんですよね。つまりプラド美術館も立派な造りなのですが、マヒしきった脳では、数分眺めただけで「満足！」となってしまうわけです笑 こりゃあもう潮時かな、と思い、ホテルに帰ることにしました。目指す地下鉄Gran Via駅付近の小さなスーパーで今夜の晩御飯を買いこみ、ついでに見つけたスタバでコーヒー休憩。もちろんちゃんとお財布はありますよ！今日は大丈夫！！何せ今日一日、件のショルダーバッグの持ち方を工夫していましたから。フラップ部分を自分の体にあたるように持っていたのです。さらに内ポケット(ジッパー付き)に財布を入れ、バッグに手を突っ込まれても簡単には盗れないようにしました。
ホテルに帰ってスマホの歩数計を見たらなんと2万歩近くも歩いていました。距離にして約13km。おお、よく歩いたな…！お夕飯はスーパーで買ったお寿司。3.8€です。1€＝130円とすると、494円ですね。この量で494円というのはちっとばかし高いんじゃないかと思いますが、ニューヨークのホールフーズマーケットで買ったお寿司と比べたら格段にこちらの方がおいしかったので、文句は言いますまい。それと、「スペインで食べる最後の晩御飯が寿司かいッ！」というつっこみが聞こえてきそうですが、悪しからず…笑 気になって仕方なかったんですもの。
さてさて、スーツケースに荷物を詰め、あとは明日に備えて早く寝るのみ。しんみりしたくないので、まだワーホリ生活全体を振り返ることはしないでおきます。それに「家に帰るまでが旅」、ですからね。無事に日本にたどり着けることを願って、今回はここまで！
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