みなさんこんにちは。ゆ屋です。今回は、シリーズ「フィルムカメラと旅しよう」の横浜編をお送りします。いつもは愛機・コニカミノルタSR‐1(SR‐1について詳しくはこちら)を持っていくのですが、とんでもなく重いのでお留守番していただき、別同部隊が出動しました。メンバーは、 ・KODAK ・ILFORD BLACK&WHITE ・使用期限が15年前に切れた写ルンです この3機。すべて使い捨てカメラです。何せ軽い。そして素人にはありがたい、絞りやらシャッタースピードやらを気にしなくてよい簡単さ(思い通りに撮ろうと思うと難しいですが…)が魅力です。とは言え、写ルンです以外は使ったことのない初対面の面々。さて、どんな仕上がりになるだろうかとワクワク半分、不安半分の撮影でした。それでは見ていきましょう!
朝のBLUE BLUE YOKOHAMA。KODAKで撮影
まずはKODAKから見ていきます。強い朝日が差していたためでしょうか、右側に白いモヤが写りこみました。これはこれで雰囲気がある、と考えてよいのかも。
KODAK。秋の終わりに行ったので、落ち葉だらけでした。
どの船も緑や赤いラインが入っていたりと、鮮やかな色が使われているので映えますね。水面を撮るのも楽しいです。
KODAK。船の左上の白い点はカモメです。
仕上がりを見ていて気付いたのですが、このカメラの最大の特徴は、フチに近づくにしたがって、グラデーションがかかることのようです。トンネル効果と呼ぶんでしょうか。青空の部分などは、浮世絵のよう。KODAK、好きかも…!
KODAK。
芝生が実際よりも鮮やかな色になりました。これが夏だったら、青々とした緑に写ったのでしょうか。さて、続いてはモノクロの使い捨てカメラ・ILFORD BLACK&WHITEを見ていきます。
過去にタイムスリップしたみたい。
調べてみると、赤レンガ倉庫の歴史はなかなかに古く、1911年に2号館が竣工したそうです。1号館はというと、その2年後の1913年竣工だそう。この順番の前後、何があった…?それはさておき、モノクロで撮ると、急に古めかしい雰囲気になるから不思議です。竣工当時の風をちょっぴり感じられる気がしました。
硬質な、静かな空気。
古めかしい雰囲気のほか、都会的な、硬質な雰囲気にもなりますね。クリスマスの華やかなみなとみらいが、なんだか急に無人の街のような静けさを纏い始めました…!う~む、モノクロカメラは初めて使いましたが奥が深い。が、現像からあがってきた写真を見ていくと、異変に気付きました。
む?両側に白いモヤが…?
こちらはハンマーヘッドにある、クルミッ子カフェからの眺め。海辺に立つこの不思議な機械は何だろう、と思って撮ったのですが、主に写真の両側に白いモヤが写りこんでいます。なに??
NEWoman YOKOHAMのテラスにて。むむ?
む?がっつり白い…。
シーバスから海面を撮る。むむむ…?
むむむ?これは…何が起きているんだろう?光が入ってこんなモヤが写るんでしょうか? ひとつ思い浮かんだ原因として、このカメラの入手経緯があります。近所のスーパーに入っていた小さな写真屋さんが閉店するというので急いで行って、セールになっていたこのモノクロカメラを見つけました。少し安くなっていたのは閉店セールだからだと思っていましたが、外箱の年季の入りようから察するに、このカメラ、使用期限が切れかけていたのかも…? それともフィルムの巻き方が悪かったとか?こういうとき、実店舗の写真屋さんに現像を出すと質問できますが、今回は前回同様、郵送でカメラを発送→現像したものを返送していただく、という流れだったので質問もできず。そんなわけでちょっぴり不思議で悔しい結果となりました。モノクロ写真、また挑戦してみたいです。 では、最後に、使用期限が15年前に切れた写ルンですはというと…
ファッ!!?
まともな仕上がりにはならないだろうとは思っていましたが、まさかこんなボンヤリ具合になるとは…!みんな!食べ物の消費期限だけじゃなく、
写ルンですの期限も守ろうな!!
いやあ、フィルムカメラ、楽しいですね。多少うまくいかなくてもなんとなく「ま、いっか」なんてユル~い気持ちになります。みなさんも、ステイホームで安全に過ごしつつ、日常風景を写してみませんか。見慣れた光景も、写真で見ると新たな発見があるかもしれませんよ! おわり
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