みなさん、写真を撮る時は何を使っていますか?私は主にiphoneですが、フィルムカメラも好きで時々使っています。フィルムで撮ると、デジタルとはまた違った味わいのある写真が撮れますし、現像して仕上がりを待つワクワク感も好きです。そんな訳で、過去に2回フィルムカメラを持って海外旅行に出かけました。たったの2回?と思われるかもしれませんが、私が使用しているカメラはとてつもなく重いのです…。
そして、フィルムの厄介なところはX線に通すと感光してしまうこと。空港の出国審査の際に必ず出くわすX線…。どうやってその審査を乗り切ったのか等、今回は私とフィルムカメラの旅のお話を綴っていこうと思います。
気に入っていますが、めちゃくちゃ重い…
相棒コニカミノルタSR-1について 私が使用しているのはコニカミノルタSR-1という古いカメラです。調べたところ1959年に作られたものだそうで、もとは祖父が使っていた模様。それが長い間、祖父母宅の屋根裏部屋に放り込まれていました。ある時私が屋根裏探検していて発掘したのです。古いカメラだし、高価なのでは…と興味本位で調べてみましたが、ちっとも高くありません。どうやら頑丈な作りの為、残存数が多いようです。それなら大事にしまい込まず、私が使い倒そう!という訳で許可をもらって、そのカメラは私のものになりました。 しかし、いくら頑丈とは言え、推定30年屋根裏に閉じ込められていたミノルタ君はコンディションが非常に悪く、内部にはカビが生え、徐々にシャッターの具合も悪くなっていきました。これはいかん!と困った私は、自力でオーバーホール…など出来るわけがなく(カメラに関してはド素人)専門業者さんにお願いしてクリーニング&修理してもらいました。結果、タイマー以外の機能は無事使えるようになりました。 では、過去2回の旅、ハワイ編とフィンランド編の2回をお届けします。まずはハワイ編です。なお、手荷物検査の際は写真撮影が禁止されているので、現場の様子はお伝え出来ません。代わりにと言っては何ですが、私が実際にミノルタで撮影してきた写真を載せておきます。繰り返すようですが、カメラに関してはド素人なので、ピントが甘いとか、露出が~等、厳しい指摘はなしでお願いします…。
クアロア・ランチにて
クアロア・ランチにて②
フィルムカメラと旅に出よう!~ハワイ編~ 日本出国(羽田空港) ミノルタ君本体とフジカラーISO100の36枚撮りフィルムを3本程持って出発です。第一関門の羽田空港・手荷物検査(フィルムは必ず機内持ち込みします。預け入れ荷物は問答無用でX線に通されてしまうので)。職員の方には「カメラ用フィルムなので、手動検査をお願いします」と伝えました。すると快くOKしてくださり、自身の検査と手荷物の検査が済んだ後、係の方と一緒にフィルムの検査をしました。 検査といっても「フィルムをケースから出す→確認する→しまう」の繰り返しです。ここでケースに何か仕込んでいたら即刻別室に連行されそうですが、勿論そんなことはしていないので、無事検査終了です。フィルムの数が少ないこともあり、数分で終わりました。
ラニカイ・ビーチへの道
ラニカイ・ビーチの眺め
波打ち際
帰り(ホノルル国際空港) 楽しい旅行が終わって、しんみりしている場合ではありません。今度はハワイ出国の手荷物検査です。何せここでX線に通されたら、撮ってきた写真が全て水の泡になるのですからドキドキです。事前にネットで調べておいた「These are photographic films. Please hand check.」という文言をたどたどしく言うと、最後まで言い切る前にうなずいて別の係の方にフィルムを渡してくれました。行きと同様、ケースから出す→確認する→しまうの手順を一緒に行って終了です。ハワイ旅行、X線回避成功ッ!!
フィンランド編へつづく
Comments