2017年8月25日~26日、友人Rちゃんと群馬県の一部を旅しました。埼玉の自宅から自家用車で行きます。旅の目的は、自然を楽しむこと。温泉に入ること。 友人Rちゃんと埼玉の自宅を出て車で3時間、交代で運転していきます。高速道路に乗っていたのは1時間程でしょうか、街中を過ぎ、山中を更に走って群馬県の野反湖に到着。山道はカーナビを見て目を剥くほどの急カーブの連続ではありましたが、酔うこともなくたどり着きました。
途中のカーブすごかった…
もののけ姫のオープニングのよう
中之条観光協会によれば、野反湖は群馬・長野・新潟の3県の県境に位置し、周囲を2,000m級の山々に囲まれています。湖面標高は1,513m、水深25m、周囲10kmのダム湖。また、キャンプ場がある他、山岳、湖水、湿原、草原など変化に富んだ環境を有しています。初夏から初秋にかけて、シラネアオイやノゾリキスゲなど300種類以上の高山植物が咲くそうです。
何が釣れるんだろう
緑豊かです
到着したのは午前11時くらい。空は灰色の雲に覆われていて、かなり寒いです。その上、雨まで降ってきました。Rちゃんと二人、寒い寒いを連呼しつつ車を降りて外を歩いてみます。私達二人以外に人はほとんど居らず、湖の淵に釣り糸を垂らす人がポツポツ見られる程度でした。私のたっての希望で、昼食はキャンプ場の炊事場を借りて(有料)自炊しました。幼い頃、家族で山登りをした際、山頂で冷凍エビピラフを炒めて食べたのがとても美味しかったのを忘れられず、今回も野反湖の素晴らしい景色を見ながら食べたら、より一層美味しく感じるのではないかと考えたのです。が、しかし。雨脚は強く、風も吹いて寒い。幸い、炊事場は屋根付きなので濡れ鼠になることはありませんでしたが、とにかく早く暖かいものを口にしたいと思いました。
寒さに負けず調理スタート!
寒さの中、調理スタート!と言っても大した工程はありません。炊事場なので持参せずとも火を使うことは出来るようになっていますが、キャンプ用のミニコンロを持ってきたのでそちらを使いました。片手鍋を火にかけ、冷凍ピラフを投入。白く凍っていたお米がだんだんと溶けて美味しそうな香りが漂ってきます。ピラフが出来たら今度はお湯を沸かし、コーヒーを淹れます。炊事場の木のテーブルにピラフとコーヒーを並べ、雨にけぶる山々と湖を眺めながら食事を始めました。雲が山にかかってきれいだね、と話しながら自分たちで作ったランチを楽しみます。食後、片付けを終えると、雨が少し弱まってきていました。お散歩のチャンス!
炊事場近くの駐車場から少し歩いて下ると、湖の周りの遊歩道に出ます。山野草を観察したり、湖面を覗きこんだりしながらゆっくりとお散歩。ノゾリキスゲは見られませんでしたが、数多くの花が咲いていて、それらを観察しながら歩くのも楽しいものです。
レースフラワーに似ている
釣り鐘型の花
スカビオサ
名前が知りたい…
名前が思い出せん…
私は野反湖の標高などまるで知らずに来てしまったので、軽装に薄手のカーディガンを持ってきただけでした。日差しがないことも相まって、歩いていてもかなりの寒さを感じます。完全に山の環境を侮っていました。「下調べをしすぎるとつまらない」という考え方もアリだと思いますが、自然の多い所に行くときに限っては、絶対に下調べは必要だと思い直しました。
ペンションの看板
野反湖を満喫し、車で本日のお宿、草津のペンション・RICHMONDにやって来ました。こじんまりしていて、草津の賑やかな所からは少し離れた静かなお宿です。まずは親切なオーナーの方から、一通り設備の説明を聞きました。案内された部屋やトイレなどの共用スペースを確認すると、とても清潔で、気持ちよく過ごせそうです。なんと、温泉も引いてあります。チェックインを済ませて少し休んだ後は、歩いて草津の中心地へ。
おなじみの湯畑
う~ん、硫黄の香り…
湯畑で硫黄の香りを胸いっぱい吸い込み、土産物屋さんを見て歩きます。湯畑近くのお店でストールと短めの長靴を発見した私は、防寒のためすかさず購入。サンダルで来ていたRちゃんも靴下を購入していました。18時、少し早いけどお腹が空いてしまったので「お食事処 夢花」で夕飯を食べることにしました(大半のお店は19時からのようで、閉まっている所も多く見られました)。食後はコンビニで翌日の朝食を買って、ペンションへ帰ります。湯畑のある草津のにぎやかなエリアからからペンションまでは少し歩かなければならず、道中暗い道もあって少し不安になりました。宿が遠い場合、暗くなる前に戻るべきですね…。
腹ペコで飛び込みました
夕食後は夕暮れの中を歩きます
ペンションの温泉は決して広くはないものの、硫黄のにおいをしっかりと感じる良いお湯でした。冷えた体をしっかりと温めてから上がり、就寝まで部屋でまったり。こうして一日目が終了しました。
おまけの写真
バスが通っています
この日はずっと曇っていました
つづく
Comments