みなさんごきげんよう。梅雨時は、雨が降るだけでなく、梅雨寒というんでしょうか、なかなか冷えこむ日があるので体調を崩しやすいですね。昨日も今日もひんやり。最高気温が18℃くらいなので、温かいお茶が美味しく感じます。さてさて、今回で長崎旅行記も最終回です。写真多めでお送りしますよ~!
長崎旅行最終日の朝、ベッドからのそのそ下りてカーテンを開けてみたら…
やっと晴れたー!!!!
旅行5日目にしてやっとしっかり拝めた青空。Rちゃんと喜びを分かち合いつつ、いつものように前日に買っておいた朝食を部屋で食べます。ゆ屋は朝食の間、タイムラプスで流れる雲の様子を撮影してみました(上記動画)。 身支度を整え、チェックアウト。帰りはまた長崎空港から飛行機に乗るので、空港行きのバス乗り場近くのコインロッカーに荷物を預け、いざ観光へ!
まずは路面電車に乗って、グラバー園へ。流れる車窓の景色も、昨日までの曇天のもとで見るのとは違い、なんだか全てが輝いて見えます。電車を降り、ゆるい坂を上って行きます。
坂の途中で見つけたのがこちらの石碑。
ボウリングって、日本では長崎から広まっていったのですね。出島で学んだところによると、出島で暮らしていたオランダ人商人たちは暇を持て余していたというし、彼らが持ち込んだ文化なのかな…などと話しながら坂を上っていきます。目の前に大浦天主堂が見えてきましたが、まずはグラバー園へ。
ここも定番コースなのでしょう、もちろん修学旅行生に出くわしましたが、敷地が広いので人が密集するようなことはありませんでした。
園内に点在する洋館はどれも見事なものです。外から見上げると分かるのですが、屋根には瓦が葺いてあり、当時、日本で洋館を建てようとすると必然的にそうなるのか、あえて瓦葺にしたのか気になるところでした。シャンデリアが下げられていたり、暖炉があったり、室内には「和」な要素はほとんど見当たらないんですけどね。 個人的には、光が燦燦と差し込む温室がとてもすてきだと思いました。ここで涼しい海風を感じながらゆったりお茶を飲めたら…などと想像してみるのも一興です。
良く晴れて日差しが強かったのですが、さわやかな風が吹いていたので、歩き回ってもつらくありません。洋館だけでなく、あちこちに植えられた薔薇が見事でした。ゆ屋とRちゃんが訪ねた頃には少し見頃を過ぎており、きっとゴールデンウィーク頃がベストだったのではないかと思います。ただ、今年のゴールデンウィークは行動制限がなかったこともあり、きっとグラバー園は混雑していたのではないかと。そういう意味では、私たちはベストタイミングで来れたのかもしれません。
グラバー園は坂を上がったところに位置しており、街や海を一望できます。疲れたらベンチに座って景色を楽しむのもおすすめです。時々マスクをずらして深呼吸&水分補給!5月とは言え、既に熱中症の危険がありますからね…。そんなこんなで園内をじっくり見て回り、入ってきたところとは別の出入り口から外に出ました。
グラバー園を出て坂を下っていくと「祈念坂」なる細い道に出られます。大浦天主堂の真横を通るので、この名前がついたのかもしれませんね。この坂道、ありがたいことにグーグルマップに載っているのでたどり着くのが比較的容易だと思います。
坂の途中の壁には不思議なS字型の金属がくっついていました。これは何だったのかしら…?
坂を下りきったら大浦天主堂に到着です。入場料を払って中に入ると、教会内だけでなく、博物館も見学できます。キリスト教徒が受けた厳しい弾圧や、どのように信仰を守って来たのかを学ぶことができます。教会内は、差し込む日差しをカラフルに彩るステンドグラスが印象的でした。
大浦天主堂を出て線路を越えると、オランダ坂という坂に行くことができます。この坂道沿いにはこれまた立派な洋館が立ち並んでいます。この坂を歩いていて偶然お話しできた地元の方によると、稲佐山よりも、グラバー園を出たところ(祈念坂のあたり)がいちばん夜景がきれいに見えるそうです。どんな眺めなのか気になりますね…! さて、名残惜しいけどそろそろ行かねば。というわけで荷物を預けたコインロッカーに戻って荷物を回収、バスに乗り込みます。空港に着いて時間があったので、来た時と同じレストランで昼食をとり、お土産に冷凍の角煮まんじゅうを購入。いざ飛行機に乗り込むべく、保安検査場へ。 荷物をX線に通し、自分は金属探知のゲートを通過、「ま、問題ないっしょ」などと思っていたら係員の方に「あの、ちょっと…」と呼び止められてしまいました。どうやらゆ屋の荷物に問題があったようです。え、なにごと…? 係員「あの、このくらいの四角い金属をお持ちではありませんか?」 ゆ「えーと…(セリアで買った栓抜きか?) 持ってますね」 旅行初日にセリアで買った栓抜きは「マルチ栓抜き」というもので、栓抜きだけでなく、のこぎりのようにギザギザした刃もついているもので、どうやらその刃の部分が危険物として引っかかってしまったようなのです。Oh…。切れ味が悪そうな刃だと思っていたけど、まあ思い切り引けばそれなりの殺傷力はあるのかも。もちろん大人しく提出、没収され、保安検査は終了です。
そんなこんなでちょっとバタバタしましたが、無事飛行機は長崎空港を飛び立ちました。道中、窓から見えた海は虹を映したような不思議な色をしていました。 今回の旅行はほとんど雨と曇りでしたが、それでも楽しもうと思えば楽しめる。でもでもやっぱり晴れているのがいちばんいいな…。そんなことを思いながら眼下に広がる海を眺め、うつらうつらしているうちに東京に着くのでした。
長崎旅行記はこれにておしまいです。お付き合いくださり、ありがとうございました。最後に、長崎で買ったお気に入りのポーチを載せておきますね。
顎がめちゃくちゃ立派なトビウオが描かれたポーチです。あちらではトビウオのことを「アゴ」と呼ぶことから来ているみたいです。ゆるいわ~。 おわり
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