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機内ではくつろぎたいよね。でも行きも帰りも足元の攻防は避けられませんでした~NYC旅行記④最終回~(2019/8/26)

更新日:3 日前

朝は小さなパンで軽く朝食を済ませ、チェックアウトするべくロビーカウンターへ。チェックアウトついでに、Super Shuttleは電話などしなくてもちゃんと来てくれるだろうかと、ホテルのおじさんに相談してみました。曰く「大丈夫だ、君はこのロビーで待っていればいい。ドライバーが来て君を見つけてくれるよ」とのこと。ふむ…そういうことならここで待とう。おじさんを信じて、私はロビーで待つことにしました。とは言え、心配性な私、耐えきれなくなって結局外に出てしまいました。

ホテルのロビーから見たカフェラウンジの様子

寒さに震える私のほかに、もう一人ホテルの前で何かを待つ女性がいます。タクシーでも待ってるのかなぁ、などと考えていたら、Super Shuttleの車がやって来るのが見えました(車体のロゴで分かります)。よかった、定刻に来た、と思って降りてきたドライバーにスーツケースを渡し、積み込んでもらいます。さて出発、という段になってドライバーが「おかしいな、このホテルで拾う客は一人だと聞いていた。君はどこに行きたいんだ?」と尋ねてきます。その一人というのは先ほどの女性です。「私は確かにSuper Shuttleの予約をしました。ジョン・F・ケネディ空港に行きたいんです」そう答えると、彼は納得したように「ああ、JFK行きなら別の車だよ。ほら、ちょうど来た」と道の向こうを示しながら言います。見ると確かにもう一台のSuper Shuttleのバンがやって来ました。無事正しい車に乗り込み、空港に向けて出発です。あのまま最初に来た車に乗っていたらと思うと冷や汗が出ましたが…。

走り出してしばらくすると、ある建物の前で停車し、ドライバーが何やら電話をかけ始めました。「もしもし、こちらはSuper Shuttleです。○○さん?今あなたのホテルの前にいるから早く出てきて。」だそう。

Pod51のおじさんよぉ、やっぱり外で待つのが正しいんでねえか!!


今日もいい天気です



さよならマンハッタン

…と心の中でおじさんに抗議をしましたが、何はともあれ、お客さんを回収してバンは再び走り始めます。大都会のマンハッタン島を出て、次第に戸建ての家々が並ぶようになってきました。ホテルを出て1時間ほど走ったころ、JFK空港に到着です。ドライバーが「第7ターミナルについたよー、君でしょ?」と声をかけてくれます。降りるのは私一人。今回のドライバーは行きの時と違ってにこやかで親切な人でした。丁寧にお礼を言って、チップ$3を渡し、お別れです。

目指すはANAのカウンター。オープン前らしく、ぼけっと並んでいると、後ろから日本語が聞こえてきました。飛行機の離陸が10分ほど遅れるようです。9時のカウンターオープン後、チェックイン、厳しい出国審査(靴を脱いで!手は頭の上!と怖い顔の女性に指示されました)を経て、ゲートのエリアへやって来ました。

お腹がすいたので何か食べようと、バーガーショップへ行くも、やる気のない店員のお兄さんと若干モメつつ、バーガーをゲット。とても、とても美味しくなかったのですが我慢して完食。

時間があったので近くの免税店でお土産にチョコレートを買いました。するとここでもひと悶着。レジのおばちゃん曰く「購入したものは私たちがあなたのゲートまでもっていく」とのこと(会計時、搭乗券を見せるよう言われました)。荷物の整理をしたかったので、「いえ、結構です。今それを受け取りたいです」と答えると、Noの一点張りで頑なに商品をくれないので、あきらめて購入したものを預けました。おそらくテロ対策の一環なのでしょう。出発ゲート近くの充電席で携帯を充電しつつ待ち、ゲート開場後は無事免税店で買ったものを受け取って飛行機に乗り込みました。

STOCKHOLMという映画おもしろかった

帰りの私の席は4人掛けの一番端、通路側です。隣には欧米人の親子らしき二人が座りました。勝手にマイケル君とパパマイケルと呼ぶことにします。並びとしては、私、パパ、マイケル、誰か、の順番です。行きの女の子たちと違って穏やかそうな親子で安心だと思っていたら甘かった…。

パパマイケルよ、何故ぬいだ靴を私のほうに押しやる。

さらには自分の足までも私のほうに伸ばしてくつろぎ始める始末。パパマイケルよ、私だって足を伸ばしたいさ…。でも他人のほうに足を延ばしたら迷惑だってことくらい分るでしょう?…なんて言えるわけもなく、否応なく無言の足元の陣地争いが勃発。パパマイケルをけん制したり、彼ら親子がそろってトイレに行っている間に荷物をずずいとどかしたりしていればあっという間に時間が過ぎていきます。

日本までびゅーんと飛びます

十数時間のフライトはあっという間に終わり。寒いくらい涼しかったニューヨークとは違って、じめじめ蒸し暑い成田に到着です。自由の女神もタイムズスクエアも見られなかったけど、帰りに牛久大仏が見えました。

自由の女神は見られなかったけど牛久大仏は見られた

あわただしく、スムーズな旅とは言えませんでしたが、初の海外一人旅としては満足のいく内容でした。もし「次」があるなら、マンハッタン島の外にも出てみよう、食事にももう少しこだわってみよう…あれこれ考えながら帰路につき、ニューヨーク旅行は終わったのでした。

おわり

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