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行きはよいよい。帰りは…?九份はつらいよ~台北旅行記3~(2017/11/23)

更新日:3 日前

朝、昨晩買っておいたパンをのんびりとホテルの部屋で食べ、まずは永康街へ買い物に出かけました。


雑貨を見たり…



Googleマップを頼りにうろうろ



夜のうちに小雨が降ったらしい

バッグ、服、アクセサリー、ポストカードなどさまざまなジャンルの店を見て歩きます。それぞれのお店はものすごく離れている、というわけではありませんでしたが、迷子にならないよう、予め携帯のメモに行きたいお店の住所を入力しておき、Googleマップを頼りに歩きました。天気はすっきりしない曇り空でしたが、ありがたいことに日中雨に降られることはありませんでした。


マイツァオと読むらしい



お肉がやわらか~い



青菜炒めもおいしい!



煮込み料理もイケる!

ランチは地下鉄松江南京駅で下車して少し歩いた所にある台湾料理店・My灶で。目当ては滷肉飯(ルーローファン)。簡単に言うと、お肉をのせたごはんです。このお肉がとろっと口の中でとろける程やわらかく、ごはんによく合います。たまら~ん!とても美味しくて、普段食べるのが遅い私が、いとこより早く完食してしまったので驚かれました。店員さんのおススメを聞きつつ、他にも青菜の炒め物や大根とお肉の煮物などいろいろ頼んでみましたが、どれも美味しかったです。 My灶(マップを開きます)


九份までの行き方をチェック



瑞芳を目指します

夕方16時半ごろ、台北駅から九份を目指して電車に乗り込みます。どの路線だろうかとしばし路線図の前で悩んでいたら、通りすがりのおじさんが教えてくれました。街中でスーパーを探してウロウロしていた時も、近所のマッサージ店の女性が道を教えてくれて助かりました。旅行していると人の優しさに助けられることが多く、有難い限りです。さて、電車に乗ってガタゴト揺られているうちに最寄りの瑞芳駅に到着。建物の間から見える山々が郊外の方に来たことを告げている気がしました。瑞芳駅から少し歩いてバスに乗り、山を上っていくと九份の街並みが見えてきます。

バス停から少し歩くと、土産物屋さんや飲食店が両側に並んだ狭い道に入ります。九份の夜景を見ようとすごい数の人が集まってきているようで、狭い道は人でごった返していました。苦労しながら道を通り抜けると、これまた細い下り階段にさしかかります。



小雨が降って来ました

階段を下りていくと、夜空に映える赤い提灯が見えてきました。台湾のガイドブックを見ると、必ず載っているあの景色が目の前に広がっています。じっくり立ち止まって眺めたいところですが、道も展望台もとにかく凄い人混みで、あまりのんびりもしていられません。連休中の竹下通りもかくやという人混みをかき分け、どうにか展望台へ。展望台から写真を撮った後、せっかくなので有名らしい阿妹茶樓(あめおちゃ)という茶館でお茶を飲みながら、夜景を楽しもうということになりました。


阿妹茶樓の外壁には大きなお面が…!



ビニール越しの眺め…ぼやぼやです

特に待たされることなく席に通されましたが、そこは建物の上階に張り出した、部屋とは呼びがたいスペース。薄暗く、席の間隔が狭い上、窓にあたる部分はガラスでなく、ビニールシートで覆われていて(恐らく小雨が降っていたため)外の景色はぼやけてよく見えません。少し首をめぐらすと、きちんとした部屋も見えるので余計に空しくなります…。予約客か団体が優先的にそこに通されるのかもしれません。阿妹茶樓でお茶したい方は注意されたし。

石鹸屋さんにいた猫ちゃん

さて、いい時間なので台北市内に帰ろうと思い、気になった店を覗きつつ来た道を戻ります。道中、石鹸屋さんにかわいい猫がいて、心が和みました。 バス停に行く前に外の公衆トイレに寄っておきました。個室の戸を閉めてふと違和感に気付きます。トイレットペーパーがない…!紙を切らしていた訳ではなく、ペーパーホルダー自体が存在しません。幸い、自分でティッシュを持っていたので事無きを得ましたが、何も持っていなかったらと思うと、ぞっとします(食事中の方すみません)。

九份の公衆トイレを利用するときは必ず紙を持参しましょう!

いつか改善されるかもしれないけど…。

無事トイレから帰還し、バスを待ちます。帰りは瑞芳駅に戻らずバス一本で台北駅に向かうことにしたのです。山の上の街だからか、風が強く、バスを待つ間風に晒され続けることになり寒かったです。更に困ったことに時刻表が見当たらず、ネットで調べても分からず…。ひたすらに待つことになりました。他の日本人観光客の方にタクシーの相乗りを持ちかけられましたが、料金相場が分からず不安だったため、断ってバスを待ち続けました。よもやこの選択が凶と出るとは、この時はまだ知る由もありませんでした。

ようやく来たバスに乗ったら、恐怖の始まりです。揺れるなどという生易しいものじゃない。振り回されている、という表現が一番近いでしょう。下り坂を猛スピードで走り、カーブでもほとんど速度を落とさない。周囲の車やバイクと抜きつ抜かれつの恐ろしい運転を繰り広げる。揺れのひどさは、後にハワイで経験することになるJungle Expedition(ハワイ旅行記3参照)と良い勝負です。更に恐ろしかったのが車内アナウンスも電光掲示板もないので、次にどこに停車するのか、今どこを走っているのかも分からなかったこと。ついでに降車ベルもなし。 結論から言うと、私達は台北駅にたどり着けませんでした。他の乗客はとある停留所で一斉に降りましが、そこは台北駅でなかった(台北駅でないことは確かだが、どこかは分からず…)ので、私といとこはバスに乗り続けていました。しかし一時間以上乗っていても台北駅に着かない。不安になった私達はGoogleマップで現在地を確認し、近くに地下鉄の駅がある所で下りることにしました(降車ベルがないので、バス停車時にバス前方の出入り口に向かうもドアを開けてもらえず。次の停留所で下されました)。

地下鉄に乗ったらすごくほっとした

へろへろになりながらも地下鉄で無事ホテルのそばまでたどり着き、夕食を食べてからホテルへ帰りました。楽しみにしていた九份は、いろいろな意味で刺激的だった…。下調べは大事。そんな思いを抱きつつ就寝。

つづく

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